日常的によくみられる症状の治療は「内科」へ
当院の内科では、かぜ・インフルエンザ・胃腸炎・花粉症など、日常的によくみられる疾患のほか、咳や痰、喉の痛み、発熱、腹痛、下痢、吐き気といった急性症状にも幅広く対応しています。
また、高血圧・脂質異常症・高尿酸血症（痛風）・糖尿病などの生活習慣病に対しても、定期的な検査と丁寧な診療により、継続的な健康管理と再発予防に力を入れています。
体調の変化や気になる症状がある際は、どうぞお気軽にご相談ください。
主な生活習慣病については内科を受診ください
高血圧
高血圧とは、血圧が適正範囲を超えて慢性的に高い状態が続くことをいいます。血圧には「収縮期血圧（最高血圧）」と「拡張期血圧（最低血圧）」がありますが、どちらか一方が高い場合でも注意が必要です。
一般的には、医療機関で測定した際に最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合に「高血圧」と診断されます。
高血圧にはいくつかのタイプがありますが、多くの方は「本態性高血圧」と呼ばれる原因が特定できないタイプです。主な要因として、塩分の摂り過ぎ・喫煙・過度の飲酒・運動不足・ストレスなどの生活習慣の乱れが関係していると考えられています。
放置すると、脳卒中・心筋梗塞・腎臓病など重大な合併症を引き起こす可能性があります。当院では、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、患者さま一人ひとりに合わせた治療と生活指導を行っています。血圧が高めと指摘された方や、ご家庭で高い数値が続く方は、早めの受診をおすすめします。
脂質異常症
脂質異常症とは、血液中の脂質（コレステロールや中性脂肪）の値が基準範囲を外れている状態を指します。
具体的には、次のいずれかに該当すると脂質異常症と診断されます。
- LDL（悪玉）コレステロール：140mg/dL以上
- 中性脂肪（トリグリセライド）：150mg/dL以上
- HDL（善玉）コレステロール：40mg/dL未満
これらの異常が続くと、動脈硬化が徐々に進行し、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・狭心症・心筋梗塞などの重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
脂質異常症は初期には自覚症状がほとんどないため、健康診断などで早めに発見し、生活習慣の改善や必要に応じた薬物療法を行うことが大切です。
当院では、食事・運動・薬のバランスを重視した治療を行い、合併症の予防と健康維持をサポートしています。
高尿酸血症（痛風）
高尿酸血症とは、血液中の尿酸の濃度が基準値（7.0mg/dL）を超えて高くなっている状態をいいます。尿酸は、体内の老廃物の一種で、健康な人にも存在しますが、濃度が高くなると関節内に尿酸塩（針状の結晶）が沈着し、強い痛みを伴う「痛風発作」を引き起こします。
発作は主に足の親指の付け根に起こることが多く、数日で痛みが軽くなることもありますが、高尿酸血症を放置すると再発を繰り返すようになります。また、長期的には腎障害や尿路結石の原因になることもあります。
治療の基本は、生活習慣の見直しと尿酸値のコントロールです。
- プリン体を多く含む食品（レバー・魚卵など）を控える
- アルコール（特にビール）の摂取を控える
- 水分をしっかり摂る
- 適正体重を維持する
当院では、食事・運動・薬物療法を組み合わせた継続的な管理により、再発予防と合併症の防止をサポートしています。尿酸値が高めと指摘された方は、早めの受診をおすすめします。
糖尿病
糖尿病とは、インスリンというホルモンの分泌不足や働きの低下によって、血液中のブドウ糖（血糖）が過剰な状態になる病気です。
インスリンには、血液中のブドウ糖を細胞に取り込み、血糖値を下げる働きがあります。この作用がうまく機能しないと、ブドウ糖がエネルギーとして利用されず、血液中に溜まってしまいます。
初期の段階では自覚症状がほとんどないことが多いですが、進行すると次のような症状が現れます。
- 強い喉の渇き
- 水分摂取量・尿の回数や量の増加
- 原因のない体重減少
- 倦怠感
さらに進行すると、腎臓・眼（網膜）・神経などに障害が及び、糖尿病性腎症（人工透析が必要になることも）や糖尿病性網膜症（失明の原因にも）などの重大な合併症を引き起こすおそれがあります。
当院では、食事療法・運動療法・薬物療法を組み合わせ、患者さま一人ひとりのライフスタイルに合わせた血糖コントロールをサポートしています。
健康診断で血糖値の異常を指摘された方、または気になる症状がある方は、早めのご相談をおすすめします。
